テーマ:新刊紹介

新刊紹介 41 グレイ解剖学の誕生

12月になりました。暖冬とはいえ、今日あたりはかなり冷え込みました。 さて、すでに出版されてから1年以上を経過していますが、最近入手した「グレイ解剖学の誕生」を紹介しましょう。グレイの解剖学書はすでにこのブログでも紹介したように、医学専門書としては一般の人にも知られるベストセラーです。1858年に出版されたこの本は150年…
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新刊紹介 40 日本人の歯とそのルーツ

金澤英作 著 「日本人の歯とそのルーツ」 わかば出版 2011年10月17日 新書判 248頁 2,800円 この本は一般書店ではなく、歯科関係の書店で売っています。 水道橋駅と後楽園の間にある株式会社 シエン社の書店で実物を見ることができます。 〒112-0004 東京都文京区後楽1-1-10 TEL …
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新刊紹介 39 考古学を科学する

沖縄の人類学会で、大会長の石田肇教授から戴きました。 一般に考古学というと土を掘って住居跡を再現したり、土器や石器を見つけ出していろいろ比較するというイメージがあると思います。古い時代の歴史を解明する一分野で文学部に研究室があります。広い意味での文系の学問というイメージがあります。 しかし、現代ではたとえば遺跡の成立…
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新刊紹介 38 日本人の歯とそのルーツ

このたび、わかば出版より上記の本を出版いたしました。 これまで、ヒトの歯の形や自然史に関係する本は、あまり出版されませんでした。歯科関係者向けの虫歯や歯の治療に関する本は、たくさん出ていますし、一般向けの本としての歯の予防や治療の本もたくさん出ています。しかし、歯の自然科学となると極めて少なくなります。 一番の名著は…
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新刊紹介 37 グレイ解剖学 原著第2版

新しい解剖学の教科書として定評のある「グレイ解剖学」の改訂版が出ました。初版よりさらに厚く、重たくなり、気軽に持ち歩くというのは難しくなってきましたが、内容はさらに充実しました。 グレイの解剖学、Gray's Anatomy というのはもともと150年以上前の1858年にイギリスで出版された解剖学書で、欧米では解剖学のバイ…
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新刊紹介 36 献体

順天堂大学の坂井建雄教授が新しい「献体」の本を出版しましたのでご紹介します。 「献体」という言葉自体は、すでに多くの国民が知っている言葉となりました。かつては、死後の身の処し方として、一部の限られた人だけのものでしたが、現在ではその社会的意義について多くの人々が関心を持つ行動の一つとなっている観があります。 「おくり…
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新刊紹介 35 アフリカで誕生した人類が日本人になるまで

畏友、溝口優司氏が新しい本を出版されました。 一般向けに書かれた、人類学の本です。 溝口先生は長年歯や骨の形態を研究し、日本人に多くみられるシャベル型切歯の起源や、頭の形の決定要素などの優れた研究をされている方で、現在国立科学博物館の人類研究部長をされています。 今回の本は、一般の方や中学・高校生向けの啓蒙的な本で…
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新刊紹介 34 無縁社会

昨年NHKのテレビ放送で話題となった「無縁社会」が本になりました。「無縁社会」という言葉は昨年の流行語大賞トップテンにノミネートされました。 NHK取材スタッフによると、ワーキングプアを取材していた時の男性と連絡が取れなくなり、その人がどこかでなくなっているのかもしれない、というところからこの社会問題を掘り下げていこう…
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新刊紹介 33 ヒトの進化700万年史

朝日新聞の科学ジャーナリストで人類学会会員の河合信和氏が新しい著作を発表しました。その名も「ヒトの進化 700万年史」。現生人類のルーツがようやく見えてきた、という謳い文句です。 河合さんは、日本のマスコミ界では珍しい、「自然人類学」を専門にしたジャーナリストで、ヒトの進化を得意分野としています。常日頃新聞や雑誌の最新…
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歯科に役立つ人類学

新刊本の宣伝のために、表紙を再掲します。 左が表、右が裏、絵柄はつながっています。 金澤英作・葛西一貴 編著 五十嵐由里子・海部陽介・加藤均・河野礼子・近藤信太郎・藤田尚・山田博之 著 2010年10月05日 B6判 180頁 2,730円(税込) わかば出版 B6版というのは縦18.5センチ、横…
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新刊紹介 31 歯科に役立つ人類学

新刊紹介31は自分の本になりました。 昨年の人類学会で行われました歯の人類学分科会のシンポジウム「人類学の歯科学への貢献」を本としてまとめたものです。 目次が本の内容を表していますのでまずそれを紹介します。 はじめに        金澤英作・葛西一貴  日本大学松戸歯学部    人類の進化と歯の進化      河…
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新刊紹介 30 骨学実習アトラス

畏友、高井省三筑波大学名誉教授が「骨学実習アトラス」という本を出版されました。 昨日、出版社から送っていただきましたが、奥付を見ると、なんと本日7月29日第1版発行となっております。 高井教授と私は、北里大学医学部解剖学教室の助手として昭和48年から53年にかけて5年間ほど同じ釜の飯を食った仲間でした。その後、佐賀医科大…
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新刊紹介 29 科学 特集「日本人への旅」

岩波の科学雑誌「科学」です。毎号、特集がありますが、4月号は「日本人への旅」と題して、先日このブログで紹介しました、「更新世から縄文・弥生期にかけての日本人の変遷に関する総合的研究」のシンポジウムの内容を特集として編集したものです。 日本人の起源に関する現時点での最新の知見をDNA、骨形態、食性分析などの専門分野から紹介す…
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新刊紹介 28 絵でわかる人類の進化

新しい人類進化の本が出ました。題名だけですと何だ、また、猿から人までのいろいろな化石の名前が出てくる本かな、と思ってしまいますが、さにあらず。とても学術的でありながら、しかも絵入りで分かりやすく、サクサクと読める本です。 編者は国立遺伝研究所教授で総合研究大学院大学、東京大学の教授も兼任する斎藤成也氏です。専門書のほかに遺…
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新刊紹介 27 口腔解剖学

口腔解剖学の新しい教科書が医歯薬出版から出ました。これまでにも口腔解剖学の教科書はありましたが、国家試験の変化、共用試験の導入、あるいはPBL教育の導入などにより解剖学の役割も変化してきました。そこで新しい知見に基づき、美しく正確なイラストを加え、今の時代の学生に合ったものを提供することになりました。全国の歯科大学の先生方が執筆…
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新刊紹介 26 アイヌの歴史 海と宝のノマド

一昨年の国連における「先住民族の権利に関する国際連合宣言」を受けて、日本の国会でも昨年、「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」がなされました。その後「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が設置され、本年7月には懇談会からの報告書を見るに至りました。この一連のアイヌ政策の流れは、一般の人々にも知られるようになったかと思…
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新刊紹介 25 佐渡 Sado Golden Island

解剖学や人類学と直接関係ありませんが、新潟県佐渡出身の親戚の実業家の著書を紹介します。 実は私の父が佐渡市北田野浦出身で、私にも多少佐渡の血が流れており、直接の故郷ではありませんが、佐渡と聞くと血が騒ぎます。著者の土屋雅春さんはやはり外海府の高下(こうげ)出身で、若いころ父をしたって上京し、中央大学卒業後金融・証券界に進み…
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新刊紹介 24 歯の人類学の方法と応用

昨年2008年にケンブリッジ大学出版から刊行されました専門書を紹介します。歯の人類学の、しかも洋書ということですので、こういうブログに出しても一般的にはあまり意味がないとは思いますが、先月のAAPA会議との関連で掲載します。 この本の編者は先月このブログで紹介しましたJoel Irish教授です。彼はは20年以上前、私がア…
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新刊紹介 23 新しい中国の人類学雑誌

先日紹介したAAPAの学会で、中国人研究者にもらった新しい中国の人類学関連雑誌です。中国の人類学関連では伝統的に中国科学院から出版されている「人類学学報」という雑誌が最も権威のあるものと知られており、他には地方の団体や大学から出版されているものもあります。 今回もらったものは上海人類学会から出版されたもので、まだ2巻という…
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新刊紹介 22 日本経済の勝ち方

東京大学特任教授、畏友村沢義久氏の新著です。村沢教授とは学生時代(東京大学)ボート部で一緒でした。私は2年の秋、学生紛争などの理由で辞めましたが、村沢教授は4年間漕ぎ続け、東京大学対校エイトのメンバーになりました。工学部卒業後は、スタンフォード大学、留学、ゴールドマンサックス証券などを経て、国際派経営アドバイザーとして活躍しまし…
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新刊紹介 21 プロメテウス解剖学アトラス

医学書院から「プロメテウス解剖学アトラス」の「頭部/神経解剖」が出版されました。翻訳に参加しましたので紹介したいと思います。 「プロメテウス解剖学アトラス」はドイツで2004年から2006年にかけてThieme社から出版された解剖学書です。全3巻構成で、すでに「解剖学総論/運動器系」「頸部/胸部/腹部・骨盤部」もすでに日本…
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新刊紹介 20 生命をつなぐ進化のふしぎ

このところ、人類学関係の本の紹介が続きますが、今日は早稲田大学・内田亮子教授の最新刊、「生命をつなぐ進化のふしぎ」です。 著者は東京大学で人類学を専攻し、その後、アメリカ・ハーバード大学や京都大学霊長類研究所で大型霊長類の生態について研究を続けてきた、女性人類学者のホープです。本書は生きた霊長類を長年観察して得た知識や経験…
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新刊紹介 19 もうひとつの日本への旅

前記事に続き、尊敬する大先輩の最近の著作を紹介します。 川田順三先生は私が紹介するまでもなく、文化人類学者として最も著名な学者のお一人です。つい最近、かつての日本民族学会が日本文化人類学会と名称を変えましたが、そのとき制定された文化人類学会賞の第1回受賞者となりました。2004年には「人類学的認識論のために」(岩波書店)と…
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新刊紹介 18 二本足で立つってどういうこと?

偕成社、私の研究シリーズ12、「二本足で立つってどういうこと?」 香原志勢著 2008年10月刊 1,200円 尊敬する大先輩、香原志勢先生の最新の著作です。香原先生は長年、人類学・人類行動学の分野で活躍され、専門分野の研究書はもとより、一般向けの啓蒙書もたくさんお書きになった、人類学会きっての著作家です。「人類生物学入門…
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新刊紹介 17 またまた竹内先生の本

畏友、竹内先生がまたまた本を出しました。 人体紀行 vol. 3 DVDで学ぶ遺伝子・DNA 人体紀行 vol. 4 DVDで学ぶウィルス・病原菌 ともに2008年12月1日 西東社刊行、です。 すでに同シリーズで人体の不思議と脳の不思議が出ています。 本書の特徴は、現在の医療のトピックを豊富できれいな…
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新刊紹介 16 ヒトの進化のひみつ

学研まんが・新ひみつシリーズの一つとして今年2月に出版されました。監修者の馬場悠男先生からいただきました。 主人公のカナという女の子とクーヨンというクロマニヨン人の男の子がタイムスリップしながら、古い時代に入り、いろいろな動物やヒトの祖先と出会います。まんがとはいえ結構レベルが高く、勉強になります。 たとえば、主人公…
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新刊紹介15 からだの仕組みと働きの謎

以前紹介しました竹内修二先生がまたまた新しい本を出しました。「図解でわかる、からだの仕組みと働きの謎」、副題におもしろくてためになる人体の基礎知識とあります。 竹内先生とは解剖学会や人類学会で30年近いお付き合いです。先生は4-5年前に慈恵医科大学から、浜松大学に移られましたが、そのころから、このような啓蒙的な解剖学書をお…
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新刊紹介 14 日本人の起源 

畏友、中橋孝博氏の著作です。長年、日本や中国の古人骨を研究されてきた方で、日本、中国の両方に通じているという経歴からして、日本人の起源についての書物を書くには最も適した人といえるでしょう。日本人類学会の出版理事として、実務面でもご活躍です。 最近、元国立科学博物館人類研究部長であった山口敏氏とともに「中国江南・江准の古代人…
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新刊紹介 13 「退化」の進化学

よく「退化」は「進化」の反対ではないか、という質問を受けますが、著者がこの本の冒頭で書いているように、━「退化」は器官が小さくなったり、数が減ったり、形が単純化したりすることだが、決して進化の逆ではない。むしろ進化に伴って起こるので、「退化」は「進化」の一部だと行っても良い。━ということです。 本書は人間の体にあって「退化…
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新刊紹介 12 手術と解剖のしくみ

夏休みの読書をしようと、本を買い込みました。その中の一つが上の「手術と解剖のしくみ」です。 冒頭に書いてあることが本書の目的です。 「手術を受けることになった方はもちろん、そのご家族や親しい方々、あるいは人体の不思議に興味をお持ちの方に、本書がそのご理解を深める一助となることを編集部では期待しております。」 解剖学…
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