口峡 軟口蓋

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昨日の記事に質問がありましたので、続編を出します。

口峡や軟口蓋の筋についてはよく国家試験に出るのでまとめておきましょう。
上の模式図は口峡付近を前から見たところで、表面の高まりとしては中央に舌、口蓋垂、左右に口蓋舌弓、口蓋咽頭弓が見えます。

その中にある筋が、上のほうに、口蓋帆挙筋、口蓋帆張筋。
口蓋垂の中に口蓋垂筋。
口蓋舌弓を構成するのが口蓋舌筋。
口蓋咽頭弓を構成するのが口蓋咽頭筋(赤印)。起始部で口蓋帆張筋が間に挟まるため2つの筋束からなります。咽頭に入る下方では昨日出題した茎突咽頭筋と共に咽頭の縦走筋層を形成します。

口蓋帆張筋は、下顎神経支配です。これだけ神経支配が他の筋と違うのでよく問題に出されます。
口蓋帆挙筋、口蓋垂筋、口蓋舌筋、口蓋咽頭筋は迷走神経咽頭神経叢支配です。

作用は、挙筋が口蓋を引き上げて食べ物や飲み物が鼻腔へ入るのを防ぎます。
張筋は耳管開口部を拡張させ、耳管を開きます。
口蓋咽頭筋は口蓋帆挙筋の拮抗筋で、口蓋帆を下制し,咽頭を収縮させます。
口蓋舌筋は舌背を挙上します。
口蓋垂筋は口蓋垂を短縮し上方に引きます。

ずいぶん細かいようですが、臨床で嚥下障害などを学ぶときの基本的知識となります。




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この記事へのコメント

生徒A改め学生A
2009年02月04日 10:07
とても詳しく教えて頂き誠にありがとうございます!
機会があれば解剖教室に遊びに行かせて頂きたく思います。
松戸解剖
2009年02月04日 14:00
学生A様
コメントありがとうございました。解剖学も暗記でなく詳しく調べると面白いことがわかってきます。ぜひ親しんでほしいと思います。

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