ウナジとボンノクボ

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後頭部の解剖学名について調べごとをしていたところ、ウナジ(項)について次のようなネット上の記載がありました。

http://www.asahi.co.jp/call/diary/yamaken/chimei_04.html
[7世紀頃、日本人は「良い、都合がつくと思う時にウベナリ(諾)と言い、承諾する時の応答語にウとかムとか発音した」ことも記され、肯定して「ウナヅク」の「ウ」も、首筋の「ウナジ」の「ウ」もそうで、さらに宇治の南に古代につくられたミゾ(溝)のことを「ウナデ」と呼んでいることを記され、それは田んぼの溝の土を高く盛ったところを「ウネ(畝)」ということからきており、宇治の道はまさにそのウネのようなものであるとされている。]

なるほど、頷く、畝、項、が同語源なのですね。思わずウナずいていてしまいます。

ちなみにウナジのウネにあたる部分は僧帽筋や頭半棘筋による高まりです。2つの高まりの間はボンノクボと呼ばれるくぼみになっています。ウナジは解剖学用語ですがボンノクボは解剖学用語ではありません。オトガイとかヒカガミと同じで消え行く日本語かもしれません。このくぼみは大人より小児でよく目立ちます。

ウナジは女性の美しさを表現するときの象徴的な部位です。また、清潔感の象徴として看護婦さんが帽子をかぶって髪をまとめ、ウナジを見せるのもよく知られています。

さて、ボンノクボですが、どうですか。日常語としてそろそろ限界の言葉ですよね。もうほとんど使われなくなって来ています。しかし、このボンノクボの語源には二説あります。ひとつは中国語由来のもので、この部分が缺盆と呼ばれていたことに由来するという説です。もうひとつは頭を剃りあげたお坊さんで目立つ場所なので「坊主のクボ」というわけです。


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