森を歩こう人体編

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zoom RSS 解剖学と文学 4

<<   作成日時 : 2007/11/21 18:42   >>

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ほとんど知られていないと思いますが、若いころ読んで印象的だった本があります。三島 霜川(みしま そうせん)の「解剖室」です。

三島 霜川といっても現代での知名度は皆無かと思いますが、明治時代の作家です。富山県の医者の家に生まれましたが、文学を志し上京、22歳の時、出世作「埋れ井戸」を発表し、さらに明治40年に「解剖室」と「平民の娘」が好評で迎えられ、中堅作家としての地位を得た、という人です。

明治時代のある大学の解剖学実習で、ある日若い少女の解剖が行われることになり、学生たちが大騒ぎするところから始まります。物語は冷徹な科学の信奉者であり、かつ手早く鋭い解剖技術を持った教授が登場し、その少女を解剖することになりますが、いつものようにはいかない、遺体を前に動けなくなる・・・。

短い小説ですので15分ぐらいで読めます。明治の文体にも味があります。
つぎのURLを参照してください。

http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person22.html

便利な世の中になりましたね。本屋に行かないでもタダで本が読めるのですから。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。ちょっと私に興味のあることがらでしたので、突然おじゃましました。

「解剖学と文学」というのはおもしろい観点ですね。「解剖」が場面として登場する文学作品ならたくさんなると思いますが、解剖(学)をテーマとする小説は数は多くないのでしょうね。
私は「現代での知名度は皆無」の作家・三島霜川を趣味として追いかけていますので、彼の小説が専門の方に興味をもたれ、紹介していただいたこと、うれしく思いました。今、あらためて、「解剖室」を読み返してみたいという気持ちでいます。

彼は医家の家庭に育ったとは言え、三島医院がどのような病院だったのか私の勉強不足ですがよくわかっていません。跡を継がせようとした父に反発して早いうちから金沢で鏡花などとも接触をもったようなのですが、文学に志しながらも隣県の医学校に興味を持っていたということはありえますから、――ここに描かれているのが金沢の医学校をモデルとしているという可能性もふくめて――そうした点をふまえながら、この小説の背景にあるものを考えてみたいと思います。

かぐら川
2007/11/21 23:43
(承前)
彼は医家の家庭に育ったとは言え、三島医院がどのような病院だったのか私の勉強不足ですがよくわかっていません。跡を継がせようとした父に反発して早いうちから金沢で鏡花などとも接触をもったようなのですが、文学に志しながらも隣県の医学校に興味を持っていたということはありえますから、――ここに描かれているのが金沢の医学校をモデルとしているという可能性もふくめて――そうした点をふまえながら、この小説の背景にあるものを考えてみたいと思います。

ところで、素人的にも霜川の記述はかなり専門的なことがらも正確に書かれているような気がするのですが、どうなのでしょう。そうした点、教えていただければ助かります。
(なお、彼が、済生学舎に学んだということも伝聞として書かれていますが、その事実は確認されていません。また、彼の母方の縁戚に森田謙斎さんという有名な?医学者がいたはずですが、この点もまったく未確認です。)
http://www3.diary.ne.jp/user/325457/
かぐら川
2007/11/21 23:45
かぐら川様 コメントありがとうございました。この小説を一読、私は著者が医学部で解剖学を学んだ、と思いました。導入部の学生や遺体の処置をする小使い(おじさん)の生き生きした描写はちょっと取材した程度では書けないと思いました。風早先生の性格や解剖学の中でも特に生物学的な方向に特化した学風は実際にモデルがいないと書けないようなものだと思います。著者の簡単な経歴を見ますと、医家に生まれたとあるだけで、大学に入ったというような経歴はないようなので不思議に思っていました。父や友人から解剖学の話を聞いていたのでしょうか。

金沢の医学校がモデルであったかどうかはわかりませんが、昔は解剖学実習室はどこでも小説にあるように離れになっていて、木造の下見板張りの白ペンキを塗った建物だったようです。作家が金沢の近くにいたということであれば、金沢大学へ行って取材したことは十分考えられます。

松戸解剖
2007/11/22 12:02
続き

この小説は少女と解剖学者の出会いと結末のどんでん返し的トリックととして読まれる可能性が多いと思いますが、私はそれよりも解剖学実習室の正確で生き生きした描写や風早先生を通して解剖学というもの奥深さを語っている点を評価しています。すばらしい作品だと思います。
松戸解剖
2007/11/22 12:03
とてもたいせつなコメントをたくさんいただきうれしく思っています。

なお、拙日記に簡単に紹介させていただきました。
http://www3.diary.ne.jp/user/325457
かぐら川
2007/11/23 00:30

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