やわらかな骨・篩骨゜

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篩骨の観察の前に、まず重量を測りましょう。驚きの3グラムです。見た目2x3x4 cmぐらいの骨にしては軽いです。ちなみに上顎骨は片側25グラム、下顎骨は50グラムぐらいです。

全体が多くの空洞で構成されており、ふんわりしています。それで軽いのです。空洞は学名を篩骨蜂巣(ほうそう)といいます。蜂の巣も持ってみるとすごく軽いですね。

上から観察してみます。嗅神経の通る小さな孔がたくさん開いています。これが砂利などをふるい分ける道具である篩(ふるい)に似ているので篩骨と名づけられました。ギリシャ語os ethmoidale がもともと篩という意味です。篩板のラテン語名lamina cribrosaもふるい状の板という意味です。

篩板の上には鶏冠crista galliがあります。鶏のとさかのような形なのでその名があります。Crista はとさかやたてがみの意味、galliは雄鶏の意味です。この部分は脳を固定するバンドである大脳鎌の前方の付着部になります。篩骨の中でここだけ力強い感じがありますが、ほかの部分は触ると壊れそうでもろく、か弱い感じがあります。

眼球の入る眼窩は下壁の上顎骨部分と内壁の篩骨部分が特に薄い骨でできています。事故などで眼球が強く押されるとこれらの骨がその圧力で骨折することがあります。昔、自転車の選手が転倒して篩骨骨折をしたという新聞記事を見たことがありますが、そういう原因でした。篩骨は普段意識する骨ではありませんが目と目の間にこういうやわらかで繊細な骨があることを覚えておきましょう。


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